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三菱自、EV開発は日産に一本化

三菱自、EV開発は日産に一本化

会見するゴーン日産社長(左)と益子三菱自会長(横浜市=12日)

 日産自動車三菱自動車は、それぞれが手がける電気自動車(EV)の技術開発を日産に一本化する方向で調整に入った。資本提携に伴い、開発の重複を避ける。三菱自は世界で初めて量産EVを世に送り出したが、EVの技術開発から撤退し他の分野に集中する見通しだ。日産との役割分担を明確にして提携効果を生み出す。

 両社は12日に資本提携で基本合意し、新技術の開発を分担することでも合意した。EV開発についても協議を進め、25日までにまとめる提携内容に盛り込む見通し。

 両社で共同開発してきた軽自動車のEVは三菱自の燃費不正問題を受けて中断した。今後は軽EVに限らずEVの技術開発は日産が担うことで検討している。

 三菱自はプラグインハイブリッド車(PHV)など得意分野に集中する方向で協議が進むもよう。不正発覚前まで、スポーツ多目的車(SUV)「RVR」のEVを20年度までに発売する計画だった。
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日刊工業新聞2016年5月16日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
ごくごく自然の流れ。電池や関連部品の調達も一本化されていくだろう。

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