日産自動車のカルロスゴーン社長は１３日、日刊工業新聞社などのインタビューに応じ、三菱自動車との資本提携を巡り「三菱自から開発トップの派遣を要請されており、今人選している。来週に候補者を決めて三菱自に選んでもらう」と話した。併せて燃費不正問題のきっかけとなった開発部門の変革を支援する考えを示し、「提携を成功させるには三菱自が自主的に変革し、信頼を回復しなければならない」と強調した。

　さらに、燃費不正問題で日産が販売を停止している三菱自製の軽自動車については、「三菱自はすべての損失を補償すると言った。販売機会の損失と販売済みの車の補償を請求する。後者は日本の行政が決めることだ」とした。