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<三菱自不正>日産の販売店で「登録車」の値引き広がる

軽に近い車種で割安の価格提示
 日産自動車の販売店で、登録車を値引きする動きが広がっている。三菱自動車の燃費不正問題で販売停止になった軽自動車の販売減を補うため。大きさや価格帯が軽自動車に近い小型車「マーチ」などが主な対象だ。軽販売再開の見通しが見えない中で、不正対象車以外でも影響が広がっている。

 首都圏の系列販社幹部によると、不正対象車「デイズ」シリーズを発注し納車する前の顧客でキャンセルを希望する人に、小型車「マーチ」「ノート」「キューブ」など、価格帯が軽に近い車種で割安の価格提示を始めた。別の首都圏販社のディーラーでも同様の対応を始めた。「販売再開まで待つという顧客もいるがほとんどが他社に流れてしまう」(首都圏の販社幹部)という。
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日刊工業新聞2016年5月10日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
国内販売は各社とも厳しい。他の自動車メーカー・販売店まで値下げ競争が飛び火する可能性大。

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