既存の足回り構造生かすEV用インホイールモーター、NTNが開発

専用のサスペンションいらず。2020年頃の新車搭載狙う

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NTNが開発したインホイールモーターシステム
 NTNは小型電気自動車(EV)向けインホイールモーターシステムを開発した。車の足回りを構成するサスペンション、ブレーキともに既存の小型車の構造が生かせ、次世代EVの開発推進につながる。2020年頃に車メーカーが発売する新車での採用を狙う。

 開発したシステムは平行軸歯車式減速機と外輪回転ハブの組み合わせで、車輪軸とモーター軸をずらし、17インチホイール幅内に構成部材が収まる設計にした。同社の従来システムはモーターと減速機、ハブが同軸で一列に並び、17インチホイールでは大きくはみ出ていた。

 開発したシステムは、小型車に多いストラット式サスペンションがそのまま使える。同社の従来システムでは、専用のサスペンションが必要だった。モーター出力は30キロワット。2輪駆動で60キロワットとなり、エンジン排気量1300ccクラスの駆動力に相当する。
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日刊工業新聞2016年5月9日

COMMENT

安東泰志
ニューホライズンキャピタル
会長

インホイールモーターは、電気自動車の動力伝達に理想的で、慶應義塾大学などで以前から研究されていた。三菱自動車も、04年のリコール隠し問題にもめげず、この技術を含む電気自動車の研究開発を推進し、商品化してきたが、今回の燃費偽装問題でますますお金が掛けられなくなりそうだ。

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