既存の足回り構造生かすEV用インホイールモーター、NTNが開発
専用のサスペンションいらず。2020年頃の新車搭載狙う
NTNは小型電気自動車(EV)向けインホイールモーターシステムを開発した。車の足回りを構成するサスペンション、ブレーキともに既存の小型車の構造が生かせ、次世代EVの開発推進につながる。2020年頃に車メーカーが発売する新車での採用を狙う。
開発したシステムは平行軸歯車式減速機と外輪回転ハブの組み合わせで、車輪軸とモーター軸をずらし、17インチホイール幅内に構成部材が収まる設計にした。同社の従来システムはモーターと減速機、ハブが同軸で一列に並び、17インチホイールでは大きくはみ出ていた。
開発したシステムは、小型車に多いストラット式サスペンションがそのまま使える。同社の従来システムでは、専用のサスペンションが必要だった。モーター出力は30キロワット。2輪駆動で60キロワットとなり、エンジン排気量1300ccクラスの駆動力に相当する。
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開発したシステムは平行軸歯車式減速機と外輪回転ハブの組み合わせで、車輪軸とモーター軸をずらし、17インチホイール幅内に構成部材が収まる設計にした。同社の従来システムはモーターと減速機、ハブが同軸で一列に並び、17インチホイールでは大きくはみ出ていた。
開発したシステムは、小型車に多いストラット式サスペンションがそのまま使える。同社の従来システムでは、専用のサスペンションが必要だった。モーター出力は30キロワット。2輪駆動で60キロワットとなり、エンジン排気量1300ccクラスの駆動力に相当する。
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日刊工業新聞2016年5月9日