JAL機長、こいのぼりフライトでパイロット志望の小学生を激励

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桐谷君に制帽をかぶせるJALの徳永機長
 日本航空(JAL)はこどもの日の5日、客室乗務員を含む全運航業務を男性が担当する「こいのぼりフライト」を、羽田発鹿児島行きJL645便と折り返しのJL646便で実施した。乗客94人(うち幼児4人)と乗員10人(運航乗務員2人、客室乗務員8人)を乗せたボーイング767-300ER型機は、午前10時17分に出発し、鹿児島には定刻より10分早い正午に到着した。

 搭乗口では、パイロットや客室乗務員、整備士、地上係員らが乗客に手書きの感謝カードを手渡し、機内では柏餅が配られた。出発時には、同便に携わった社員約30人が駐機場から横断幕をはためかせながら見送った。

 こいのぼりフライトに乗務する客室乗務員のうち、昨年は搭乗口で乗客を案内した鈴木佑弥さん(24)は、「すごく楽しみにしていたので、男性ならではの接客をしたい」と意気込みを話した。

 また、普段はフランクフルト線に乗務している、ドイツ人のアーレンス・マヌエルさん(34)は、JALに入社した当初は2年程度働くつもりだったが、現在10年目。こいのぼりフライトは、「昨年のフライトをインターネットや雑誌の記事を見て知った」と話し、楽しみにしていたという。

 搭乗口前では、今日が誕生日でパイロットを目指しているという、小学4年生の桐谷玲壮(きりや・れお)君(10)に、JL645便の徳永隆一機長(52)らパイロットからプレゼントが手渡された。ジャンボ機の最新型であるボーイング747-8型機を操縦したいという桐谷君に、徳永機長は「10数年後に待ってます」と激励した。

 折り返し便となるJL646便は同じ乗員で運航するが、地上旅客係員を男性で揃えられないため、鹿児島の搭乗口では女性係員も同便を担当した。

 こいのぼりフライトは社内有志の発案で2009年に始まり、今年で8回目を迎えた。JALの客室乗務員約6000人のうち、男性はおおよそ70人で大半が外国人。このため、客室乗務員が全員男性となるのは、年に一度のこいのぼりフライトのみ。

 JL645便を見送った整備士出身の佐藤信博取締役は、「航空会社の接客は女性がメインだが、男性も女性に負けないよう、レベルを高めていきたい」と語った。

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吉川忠行
Aviation Wire
編集長

JALが8回目となるこいのぼりフライトを羽田-鹿児島線で実施。きょうが誕生日の小学生に、サプライズでプレゼントが手渡されました。

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