ＪＲ東日本はＮＥＣ、長野県、ビーマップと、信州首都圏総合活動拠点「銀座ＮＡＧＡＮＯ」（東京都中央区）で、現地にいる感覚を遠隔地で体感できるバーチャル技術「没入システム」の実証実験を実施する。没入システムを用いたリアルな遠隔観光体験が、長野県や長野市戸隠地区への誘客や地域産品の購買促進にどう影響するのかを検証。そばの試食などリアル空間でのコンテンツも併せて提供し、遠隔体験だけでなく、リアルも含めた五感での体験ができるようにする。

没入システムの実証実験では、没入システムのブース内で、長野の戸隠そばについて、栽培地の気候や風土、そば打ちの様子、香りなどを仮想的に体験し、リアルで試食も提供する。１１―１５日に実施し、各日１回当たり８人が体験できる。体験後、アンケートを実施するほか、旅行情報などを提供し、誘客につながるかを検証する。