ニュースイッチ

燃焼器1000台達成…川崎重工、小型機エンジン向け出荷で節目

燃焼器1000台達成…川崎重工、小型機エンジン向け出荷で節目

「PW1500G」・「PW1900G」向け燃焼器

川崎重工業は明石工場(兵庫県明石市)で、米RTX傘下のプラット&ホイットニー(P&W)が製造する欧エアバス小型機「A220」用エンジン「PW1500G」とブラジル・エンブラエルの小型機「E―Jet E2」用エンジン「PW1900G」向け燃焼器の累計出荷台数1000台を達成した。

川重はP&Wとの国際共同事業を推進しており、P&Wのギヤードターボファンエンジンのコア技術である高温部の燃焼器を担当している。2017年に量産初品を出荷して以来、P&Wなどの需要に対応し、累計1000台出荷の節目を迎えた。

また、長期的に旺盛な需要が見込まれている「PW1500G」「PW1900G」プログラムに対応するため、製造能力の増強に取り組むなど、増産に向けた体制強化を進めている。

今後も燃焼器の製造を通じて、エンジン開発技術力の高度化や生産基盤強化を進めるとともに、P&Wとのさらなる協業を通じて民間航空機エンジン事業の発展につなげる。

日刊工業新聞 2024年12月24日

編集部のおすすめ