昼夜問わず視界鮮明…パイオニアが投入、デジタルミラー型ドラレコの機能
パイオニアは車載機器ブランド「カロッツェリア」として初のデジタルミラー型ドライブレコーダー「VREC―MS700D」を2025年1月に発売する。370万画素の高解像度カメラを前後2カ所に搭載。昼夜を問わずクリアな視界で高感度に録画する。デジタルミラーに採用した11V型高輝度IPS液晶ディスプレーは表示を最大3倍まで拡大でき、好みの見やすさに設定可能。価格はオープンだが、消費税込みの実勢価格は5万円前後を想定する。年間1万2000台の販売を目指す。
後方の視界が狭い車種で、後方確認がしやすいデジタルミラー型ドラレコのニーズが高まっている。前後に搭載した高解像度カメラに、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)センサーやハイダイナミックレンジ(HDR)機能を組み合わせ、夜間走行時やトンネルなどでも自然で鮮明な映像の録画を可能にした。
液晶ディスプレーは隅々までクリアな後方視界を確保する。タッチパネルと液晶間に空気層がない構造とすることで、光の乱反射とにじみを抑えた。車内で配線が目立たないようにケーブルコネクターの形状や位置をデザインした。
日刊工業新聞 2024年12月16日