スバルが新型「クロストレック」受注開始、次世代ハイブリッドシステム搭載
走行・環境性両立
SUBARU(スバル)は5日、スポーツ多目的車(SUV)「『クロストレック』e―BOXER(ストロングハイブリッド)」の受注を正式に始めたと発表した。同社初の次世代ハイブリッドシステムを搭載し、走行性能と環境性能を高い次元で両立した。消費税込みの価格は383万3500円から。月2100台の販売を計画している。
クロストレックの商品構成の最上級モデルとして追加した。次世代ハイブリッドシステム「ストロングハイブリッド」は走行状況に応じてエンジンとモーターを効率良く使い分ける「シリーズ・パラレル方式」を採用。新開発の排気量2498cc水平対向エンジンとトランスアクスルを搭載し、ゆとりある動力性能と駆動用モーターによる高い加速性能を実現した。
ガソリンを満タンにした状態で1000キロメートル超走行できる。開発にはトヨタ自動車のハイブリッドシステム「トヨタハイブリッドシステム(THS)」の知見を生かした。
前後輪をプロペラシャフトでつなぐ独自の機械式全輪駆動(AWD)を継承し、多様な路面状態でも走行安定性を発揮する。上位モデルには運転支援システム「アイサイトX(エックス)」を搭載し、運転の安心と負荷軽減に貢献する。
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日刊工業新聞 2024年12月06日