家電搭載に活用、パナソニックHDが開発したAIの機能
パナソニックホールディングス(HD)は2日、目的に合った画像を効率的に生成できる人工知能(AI)「Diffusion―KTO」を開発したと発表した。同AIを、冷蔵庫に搭載するAIなど自社のAI開発に活用する。機械学習に使うデータ用の画像を効率的に生成できるため、開発時間やコストの削減につなげられる。
Diffusion―KTOは生成した画像を「良い」「悪い」の2択で評価するだけで、目的の画像を生成するよう学習する仕組み。これまでの方法より手間をかけずに画像を準備できる。パナソニックHDは他の技術と組み合わせてAI開発に活用する計画で、将来は開発コストを10分の1にすることを目指す。
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日刊工業新聞 2024年12月03日