カシオが新規事業、技術者発案「サウナ用時計」の機能
サウナで“整う”時間を計れる―。カシオ計算機はサウナ用時計「サ時計」を開発した。高温・高湿に強く、通常の時刻表示とサウナ利用で適度とされる12分が計れるモードをボタンを一度押すだけで切り替えられる。クラウドファンディングサイト「マクアケ」で、市場調査も兼ねて12月2日から試験的に販売する。消費税込みの価格は9800円から。
サウナで心身をリラックスさせて“整う”ためには適正な利用時間を計ることが重要だが、高温・高湿の環境では腕時計やスマートフォンが持ち込めないという課題がある。サ時計は、社員が新規事業創出に挑戦できるプログラムから、技術者の発案で誕生した。同プログラムはマーケティング視点でニーズに即した新製品開発ができる人材の育成も兼ねており、新規事業創出と合わせて注力する。
日刊工業新聞 2024年11月29日