BMWが7年ぶり全面改良、新型「X3」の仕様
ビー・エム・ダブリュー(東京都港区、長谷川正敏社長)は28日、スポーツ多目的車(SUV)の新型「X3(エックススリー)」を7年ぶりに全面改良し発売したと発表した。全モデルに48ボルトマイルドハイブリッドを搭載し発進・加速をスムーズにした。ラゲッジルームの容量は大人3人乗車時で従来比20リットル増の570リットル、後部座席を倒した状態では同100リットル増の1700リットルとなり実用性を高めた。
消費税込みの希望小売価格はガソリンエンジンモデルの「20xDrive xLine」が798万円、「M50xDrive」が998万円。ディーゼルエンジンモデルの「20d xDrive MSport」は858万円。
同日、都内で開いた発表会で長谷川社長は「我々がカバーする多様なセグメントの中でも、マスの部分で重要視されるモデル」と世界的に人気な車種である点を強調した。車両前方デザインは立体的なプレスラインで重厚感を表現した。カラーは新たに追加した「デューン・グレー」をはじめ11色を展開する。
M50xDriveは総排気量2997cc。システムトータルの最高出力は398馬力、同最大トルクは580ニュートンメートル。燃料消費率は1リットル当たり11・9キロメートル(WLTCモード)。
日刊工業新聞 2024年11月29日