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定員130人の列車ほとんど完売…大阪モノレール、万博モードの「観光列車」快走中

大阪モノレール(大阪府吹田市、佐藤広章社長)が2022年に運行を始めた、25年大阪・関西万博のラッピング列車(写真)を使った観光列車の快走が続いている。観光地をPRしたい自治体と万博をつなぐ架け橋となるべく、現地の名産品の入った弁当や地酒を味わえるのが好評だ。PRする自治体やテーマを変えながらほぼ毎月運行する中、定員130人の列車のほとんどが完売している。

ラッピング列車は万博の機運醸成の一環で22年に運行を始めた。万博を機に関西での交流活発化が見込まれる中、各自治体がPRする場を設け各自治体への往来活性化につなげようと、観光列車に万博ラッピング列車を活用することにした。

車内では飲食に加えて名産品や地酒にまつわる講話、演舞などのイベントもあり、1時間45分の運行時間を存分に楽しめる。列車運行日には万博記念公園駅で観光物産展、現地の伝統芸能披露などのイベントも開き、多くの人でにぎわう。

今後12月に高知県、25年1月に鳥取県、2月に新潟県が参加する予定。毎月異なる自治体が参加してさまざまな楽しみ方ができるのも人気の理由と見られ、快走は続きそうだ。

日刊工業新聞 2024年11月25日

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