近鉄GHDが台湾でラッピング列車を運行する狙い
近鉄グループホールディングス(GHD)と台湾の台北大衆捷運(台北メトロ、台北市)は、近鉄沿線の観光地をPRするラッピング列車(写真)の運行を台湾で始めた。奈良公園のシカや高層ビル「あべのハルカス」などの大阪・奈良・三重・愛知の観光名所や近鉄グループ施設をデザインし、台湾での認知度を高めて誘客につなげる。運行期間は2025年6月30日まで。
両社が8月に結んだ友好協定での取り組みの一環。4両1編成が台湾メトロの文湖線を走る。観光特急「あをによし」など近鉄の特急電車も描いた。
台湾をPRする近鉄のラッピング列車は8月に運行済み。今後も送客イベント、駅のサイネージや会員制交流サイト(SNS)でのPR、アプリケーション活用などプロモーション活動で相互協力する。
日刊工業新聞 2024年11月06日