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ヤマトHDの4-9月期…営業赤字150億円、リテール計画未達

ヤマトホールディングス(HD)が5日発表した2024年4―9月期連結決算は、営業損益が150億円の赤字(前年同期は123億円の黒字)となった。法人領域では取扱数量は伸長したが、荷物構成の変化などで単価が想定を下回ったほか、消費低迷などでリテール領域では取扱数量が計画に届かなかった。一方、人件費やパートナー委託単価の上昇で費用が拡大した。4―9月期の各損益段階での赤字は17年4―9月期以来7期ぶり。

単位億円、増減率%、下段通期見通し、▼は赤字・マイナス。配当がある場合の上段カッコ内は前の期の実績、下段通期見通し
これを踏まえ、25年3月期連結業績予想を下方修正した。売上高が従来予想比500億円減の1兆7300億円(前期比1・6%減)、営業利益が同400億円減の100億円(同75・0%減)を見込む。 また、4―9月期の業績を受け、拠点整備などの投資計画を大幅に変更し、通期の投資額を前回予想の1500億円から800億円に削減する。樫本敦司常務執行役員は「足元の経営環境から、投資計画の中身をよく見て抑制する」と述べた。
日刊工業新聞 2024年11月06日

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