機密文書送付にドローンを!情通機構・プロドローン、図書運搬の実証実験に成功
情報通信研究機構とプロドローン(名古屋市中区、河野雅一社長、052・950・1278)は、飛行ロボット(ドローン)を用いて中学校から小学校へ図書を運ぶ実証実験に成功した。情通機構の暗号通信技術で、制御通信の乗っ取りや情報漏えいを防いで運用できることを確かめた。今後、完全自動航行や配送ネットワークの拡充を目指す。
国家戦略特区の秋田県仙北市で実験。重さ約1キログラムの図書をドローンで1.2キロメートル運んだ(写真)。地上の発着ポートとドローンとの通信や図書管理システム、配送管理システムの通信を暗号化した。ドローンは一度人手で離陸させると自律飛行するため、途中で乗っ取られたり、仕事の内容を盗み見られたりする心配がない。
暗号には理論上、最も安全なワンタイムパッド暗号方式を採用した。薬の配送など個人情報保護の求められる用途や高機密施設の警備などに提案する。
国家戦略特区の秋田県仙北市で実験。重さ約1キログラムの図書をドローンで1.2キロメートル運んだ(写真)。地上の発着ポートとドローンとの通信や図書管理システム、配送管理システムの通信を暗号化した。ドローンは一度人手で離陸させると自律飛行するため、途中で乗っ取られたり、仕事の内容を盗み見られたりする心配がない。
暗号には理論上、最も安全なワンタイムパッド暗号方式を採用した。薬の配送など個人情報保護の求められる用途や高機密施設の警備などに提案する。
日刊工業新聞2016年4月15日 ロボット面