ワーク最大直径250mm…日進機械、「芯なし研削盤」投入
日進機械製作所(浜松市中央区、高橋光明社長)は、高品位加工が可能なセンターレス(芯なし)研削盤の新機種「UG―400=写真」を11月5日に発売する。加工対象物(ワーク)の最大直径は250ミリメートル、研削の幅は最大400ミリメートルで、同研削盤シリーズで最大。大型ベアリングのローラーや油圧機器のスプール(弁体)などの研削に提案する。消費税抜きの価格は8000万円。年間5台の販売を目指す。
センターレス研削盤「UGシリーズ」の高精度加工に必要な技術要素を大型機に生かした。研削砥石(といし)のスライドの案内面は、揺れを抑えるV形構造が2本の「V―V形」を採用した。
主軸は軸を固定し周辺のスリーブが回転する静圧軸受で、高剛性と回転精度を保つ。トラバース型ロータリードレス方式の研削砥石修正装置を搭載する。
新機種は11月5日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕する日本国際工作機械見本市(JIMTOF)に出展する。
日刊工業新聞 2024年10月30日