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建設ロボット活用後押し…大成建設など開発、自動給電システムの機能

建設ロボット活用後押し…大成建設など開発、自動給電システムの機能

アームを伸ばして適した給電端子を接続する

大成建設はTechShare(東京都江東区)と共同で、メーカーが異なるさまざまな仕様の建設ロボットに自動給電できるシステム「T―ChargeX」を開発した。夜間の稼働時間帯でも、複数機種のロボットに自動でバッテリー充電できる。建設現場での効率的なロボット活用を後押しし、一層の生産性向上につながる効果を見込んでいる。

同システムは、6軸アームを備えた自動給電装置を移動式台車に搭載。ロボットに目印として取り付けた拡張現実(AR)マーカーの画像認識によって、各ロボットに適した給電端子を自動で選択できる。さらにソケット状の給電端子を6軸アームの先端で把持し、ロボットの受電端子に接続して自動給電を行う。

ロボットはバッテリー残量が一定値以下になると、自動給電装置の設置場所に移動するようプログラムされている。給電が必要なロボットが自動給電装置に近付き停止すると、アームを伸ばしてそのロボットに適した給電端子を接続する。一般的な100ボルト電圧のほか、200ボルト電圧の急速充電にも対応する。

日刊工業新聞 2024年10月28日

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