工学系大学院生の研究を応援、東レエンジが6件を助成
東レエンジニアリング(東京都中央区、岩出卓社長)は、工学系大学院(修士課程)での研究を応援する取り組み「TRENG Support(トレンジサポート)」の当選テーマを決めた。2回目となる今回は、北海道大学大学院の大橋龍人さんによる「先進的原子間力顕微鏡を駆使した水電解ナノバブルの形成メカニズムの解明」など6件が当選。当選テーマの応募者が所属する研究室に50万円を寄付金として贈呈する。
東レエンジは日本の産業力の維持・向上と持続可能な社会の両立に工学系人材の一層の活躍が欠かせないとの考えから、2023年にトレンジサポートを創設した。
今回は23校(前回は15校)から37件の応募があり、初めて応募した大学が半数以上を占めた。東レ社外取締役の神永晋氏など3人の有識者が、社会的インパクトや独自性などから研究テーマを評価した。
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日刊工業新聞 2024年10月22日