ガム製品の独自成分に育毛促進の効果があった!

江崎グリコが頭皮ケア向け提案

 江崎グリコは独自素材のリン酸化オリゴ糖カルシウム「POs―Ca(ポスカ)」素材を、頭皮(スカルプ)ケア市場向けに投入する。ポスカが通常のカルシウムに比べて、頭髪を成長させる毛乳頭細胞の増殖促進効果があることを確認し、スカルプケア市場に活用できると判断した。一部の化粧品メーカーに、すでにサンプル出荷を始めた。2016年度中にも、化粧品メーカーのスカルプケア関連の新製品への採用を目指す。

 毛乳頭細胞は髪の毛の中心器官。同細胞が活性化しているかどうかが、発毛や抜け毛の割合に影響するとされている。江崎グリコは自社の培養毛乳頭細胞実験で、ポスカと通常のカルシウムを培地に添加したところ、ポスカの方が1・5倍増殖を促進する効果があることが分かった。

 また、毛髪成長関連遺伝子への影響について解析し、育毛に関連するとされる因子の発現増加において約2倍の効果をもたらしたという。

 ポスカをスカルプケア製品に配合することで、頭皮環境を改善する効果が期待できる。同社は化粧品メーカーに、育毛剤とポスカを組み合わせた、頭皮ケアの新製品開発を提案していく。

 ポスカは、ジャガイモでんぷん由来の高水溶性カルシウム素材。主に歯を再結晶化する初期虫歯対策の、特定保健用食品の同社ガム製品に使用している。

 また、肌を乾燥や刺激から保護するセラミドを生み出す効果があるため、複数の化粧品メーカーがスキンケア製品に採用している。

日刊工業新聞2016年4月15日
日刊工業新聞電子版

明 豊

明 豊
04月15日
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ガムをかんでいるだけでは効果まではいかないということか。ひとまず薄毛の方、朗報です。

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