キヤノンはオフィス向けカラー複合機の新製品「イメージフォースＣ７１６５Ｆ」を１１月中旬に発売する。従来のオフィス向け複合機ではできなかった紙表面をコーティングした光沢のあるコート紙などの紙種にも対応し、高品位なチラシやポスターといった印刷が可能。小ロットや短納期制作、試し刷りなど柔軟に対応でき、外注していた印刷物の内製化もできる。消費税抜きの価格は最小構成で４０５万円から。

新製品は露光方式をレーザースキャナー方式から刷新。光源に発光ダイオード（ＬＥＤ）マルチチップを採用した新たな露光デバイスを搭載し、４８００×２４００ｄｐｉ（１インチ当たりドット）の高解像度を実現した。画像の滑らかさ、白抜きや小サイズの文字の鮮鋭度を高めた。

紙種を判別するセンサーも新搭載し、用紙に応じて最適な設定を自動適応する。冊子のとじや余白などの印刷設定、画質や色味の調整も簡略化させた。機械学習人工知能（ＡＩ）を活用して使用環境に応じて最適なセキュリティー設定を提案する機能も設け、安全な運用を支援する。