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防衛省が「海上輸送群」、広島・呉地区に創設

防衛省は2025年3月までに広島県の呉地区に「自衛隊海上輸送群(仮称)」を創設する。南西諸島をはじめとする離島や島しょ部が攻められた事態を想定し、部隊や装備品を迅速かつ確実に輸送する体制を整備する。

統合作戦司令部が運用する陸海空自衛隊の共同部隊で、人員は当初約100人を予定。輸送船舶は岸壁への離着岸が可能な3500トン級の中型船舶、2400トン級の小型船舶を24年度中に1隻ずつ配備する。船舶は27年度末までにさらに中型2隻、小型2隻、機動舟艇4隻体制に増やす予定だ。

中型は本土から島しょ部、小型は水深の浅い島しょ部港湾、機動舟艇は小型船舶で接岸できない小島しょへの輸送を想定。中型船は車両数十両または20フィートコンテナ数十本の物資を運べる。建造費は中型54億円、小型41億円で小型の第1号船は内海造船が建造する。

日刊工業新聞 2024年10月11日

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