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ホンダが世界展開を計画、「電動スクーター」の機能

ホンダが世界展開を計画、「電動スクーター」の機能

交換式バッテリー2個を動力用電源とする「CUV e:」

ホンダは、12月にインドネシア市場で電動スクーター2車種を発売すると発表した。2車種とも同国で生産を予定。同国での発売を皮切りに世界展開を計画する。

発売するのは同社の交換式バッテリー2個を動力用電源とする「CUV e:(シーユーヴィー イー)」と、固定式バッテリーを搭載した「ICON e:(アイコン イー)」。初年度販売目標は「CUV e:」が4万台、「ICON e:」が5000台。交換式バッテリー搭載モデル、固定式バッテリー搭載モデルの両方を用意することで、利用者の多様なニーズに応える。

「CUV e:」は1充電当たりの走行距離が70キロメートル以上。自社製モーターを採用し、磁気回路と構造を最適化することで効率を高め、走行距離向上につなげた。状況に応じて三つの走行モードを選択できる。

「ICON e:」は三元系リチウムイオン電池(LiB)を採用。車載状態での充電に加え、バッテリー単体での充電にも対応する。1充電当たりの走行距離は50キロメートル以上。小物などの収納が可能なラゲッジボックスのほか、携帯端末の充電に使えるUSBタイプAのソケットを標準装備し利便性を高めた。


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日刊工業新聞 2024年10月10日

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