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高密度で容量1.8倍…パワーエックス、蓄電池2種開発

パワーエックス(東京都港区、伊藤正裕社長)は、高密度の定置用蓄電池2機種を開発し、先行受注を開始した。20フィートコンテナサイズの「メガパワー2=写真」と10フィートコンテナサイズの「メガパワーJP」で、いずれも2025年6―12月期から順次出荷を始める予定。価格は非公表。今回のラインアップ強化を通じて、幅広いニーズに対応した蓄電システムの提供につなげる。

メガパワー2は特別高圧蓄電所向けに最適化されたグローバル標準モデル。直流電圧1500ボルトに対応する。エネルギー密度に優れた水冷式電池モジュールを搭載し、同サイズの従来品比で約1・8倍の容量となる約5メガワット時を実現した。

メガパワーJPは日本の地理的特性を考慮して設計された国内向けモデル。容量当たりの設置面積を従来品比最大40%縮小できる。

限られた敷地や大型車両のアクセスが難しい山間部でも容易に輸送・設置が可能。高圧蓄電所や工場、倉庫のエネルギーマネジメントなどの用途に幅広く対応する。

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日刊工業新聞 2024年10月08日

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