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三菱自動車が欧州に来春投入、「アウトランダー」PHV改良のポイント

三菱自動車は大幅改良したクロスオーバースポーツ多目的車(SUV)「アウトランダー」のプラグインハイブリッド車(PHV)モデルを2025年春から欧州20カ国で順次発売する。日本市場向けは24年秋に発売することを表明済み。同モデルは4輪駆動のSUVタイプのPHVとして、販売台数で世界首位に立つ旗艦モデルだ。改良によりさらなる拡販を狙う。

欧州仕様(写真)は電動車としての魅力を高めるため駆動用電池を刷新し、電気自動車(EV)航続距離を80キロメートル超(WLTPモード)とした。最高出力も従来比約2割向上させてスムーズな加速性能を実現。車両運動統合制御システム「S―AWC」の最適化やサスペンションの改良、新タイヤの採用で乗り心地をさらに安定させた。

内装では12・3インチに大型化したスマートフォン連携ナビゲーションを搭載。コネクテッド機能の拡充、シートの通気を良くする「シートベンチレーション機能」の採用などで利便性と快適性を高めた。

同車両のガソリンモデルも大幅改良を予定。北米や豪州・ニュージーランドなどで25年の投入を目指す。


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日刊工業新聞 2024年10月04日

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