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次世代太陽電池「ペロブスカイト」…福岡ドームに3000kW設置

環境省はみずほPayPayドーム福岡(福岡市中央区)の球場屋根へのペロブスカイト太陽電池の設置を支援する。福岡市や球団の福岡ソフトバンクホークスからの提案を受け、「脱炭素先行地域」として採択した。出力3000キロワットを予定しており、次世代太陽電池として国が開発を支援するペロブスカイト太陽電池として最大規模の導入となりそうだ。

ドーム屋根にペロブスカイト太陽電池を設置するイメージ(環境省資料より)
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軽量なペロブスカイト太陽電池の強みを生かし、市の本庁舎やビル、病院、マンションの壁面にも取り付ける。国が実用化を目指す2025年度から順次、導入する計画。

環境省は二酸化炭素(CO2)削減のモデルとなる自治体を脱炭素先行地域に選定し、交付金を出して再生可能エネルギーの導入を支援している。福岡市以外に神戸市などからの8件の提案も採択した。22年度に制度化し、今回で合計82件となった。

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日刊工業新聞 2024年09月30日

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