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太陽光発電を利用…SMK、「自立給電型コインバッテリーモジュール」開発

太陽光発電を利用…SMK、「自立給電型コインバッテリーモジュール」開発

既存のコイン型電池ボックスに収まるコンパクト設計を実現した

SMKはコイン型電池CR2032の置き換えが可能な「自立給電型コインバッテリーモジュール」を開発した。太陽光発電を利用し、熱や光などの微小なエネルギーで発電するエナジーハーべスティング(環境発電)技術と外部アンテナによるワイヤレス電力伝送の2系統の電源を、コイン型電池サイズのモジュールに収めた。コイン型電池CR2032に置き換わるエナジーハーベスティングモジュールは業界初という。2025年春からサンプルの提供を始める予定で、サンプル価格は1万円(消費税込み)。

電池や太陽光発電セル、通信回路、各種センサーを一体化してコンパクト設計を実現した。エナジーハーべスティング技術に加え、外部アンテナによるワイヤレス電力伝送にも対応しているため、太陽光発電が困難な場所でも利用可能。また、エナジーハーベスティング技術と近距離無線通信規格「ブルートゥース」による低消費電力通信を組み合わせて、リモコンやセンサーなどの電池交換が不要となる。

環境負荷を最小限に抑え、持続可能なエネルギー社会の実現に役立てる。

日刊工業新聞 2024年09月24日

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