積載量242トン…日立建機が開発、「鉱山用ダンプ」新車種の性能
日立建機は鉱山向けリジッドダンプを全面改良した新車種「EH4000AC―5」を開発した。耐久性能を高めつつ積載量を従来比21トン増の242トンに向上。鉱山現場の生産性向上につなげられる。鉱山現場で実証し、2025年の販売開始を目指す。価格や販売目標は今後詰める。
ブレーキやサスペンションなどの足回りを強化することで、242トンの積載状態でも滑らかで安定した走行と優れた減速性能を実現した。最高速度は業界最高クラスの時速65キロメートル。現場の環境に応じて、走行モードを「ハイパワーモード」「パワーモード」「エコモード」の三つの中から選べる。
スイッチ類やモニターのデザインを刷新し、操作性や運転室の快適性も高めた。
また機械状態を遠隔監視する「コンサイトマイン」に対応。車両の異常を検知し、状態に合わせてメンテナンス、点検、部品交換を行うことによりダウンタイムを抑えられる。
24日に米国ラスベガスで開幕する鉱業機械見本市「マインエキスポインターナショナル2024」に出展する。
【関連記事】 建機メーカーが大注目する異色のレンタル会社
日刊工業新聞 2024年09月23日