2020年までには、オフィスで使用済み紙が再生できるようになる?
エプソン、製紙機「ペーパーラボ」の小型版発売へ
セイコーエプソンは2020年までに、使用済み用紙をオフィス内で新しい用紙に再生できる製紙機「ペーパーラボ」の小型版を発売する。現行機は幅2・6メートル×高さ1・8メートル程度だが、複合機よりやや大きいサイズへの小型化を視野に開発を進めていく。ペーパーラボは環境貢献や情報漏えい対策のニーズを持つ顧客を開拓。小型版を投入して多様な場所に設置できる点を訴求し、販売対象を広げる。
ペーパーラボの現行機は16年内に発売する。売上高は3年後に100億円、小型版の発売により、10年後の26年ごろに500億円を目指す。
小型版の大きさや仕様の詳細は、現行機に対する顧客の反応や開発の進捗(しんちょく)を見て判断する。「小型版を見て、『おっ』と驚かれるぐらい小型化する」(碓井稔社長)という。
ペーパーラボは使用済み用紙を衝撃で綿のような繊維レベルに分解し、用紙投入から約3分で再び紙に成形する。水は使わない。機密文書も社内で紙に再生できるため情報漏えい対策にも使える。従来、使用済み用紙は専門業者が紙に再生しており、シュレッダーで裁断する機密文書は再生できない。「罪悪感を感じず、いい紙の文化を続ける環境をペーパーラボでつくりたい」(同)と話す。
ペーパーラボとは?
http://newswitch.jp/p/2867
ペーパーラボの現行機は16年内に発売する。売上高は3年後に100億円、小型版の発売により、10年後の26年ごろに500億円を目指す。
小型版の大きさや仕様の詳細は、現行機に対する顧客の反応や開発の進捗(しんちょく)を見て判断する。「小型版を見て、『おっ』と驚かれるぐらい小型化する」(碓井稔社長)という。
ペーパーラボは使用済み用紙を衝撃で綿のような繊維レベルに分解し、用紙投入から約3分で再び紙に成形する。水は使わない。機密文書も社内で紙に再生できるため情報漏えい対策にも使える。従来、使用済み用紙は専門業者が紙に再生しており、シュレッダーで裁断する機密文書は再生できない。「罪悪感を感じず、いい紙の文化を続ける環境をペーパーラボでつくりたい」(同)と話す。
ペーパーラボとは?
http://newswitch.jp/p/2867
日刊工業新聞2016年4月8日 電機・電子部品・情報・通信1面