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万博後の商用化見据え…和歌山県、来月21日に空飛ぶクルマ実証

万博後の商用化見据え…和歌山県、来月21日に空飛ぶクルマ実証

実証飛行に使う空飛ぶクルマ(一般社団法人MASC提供)

和歌山県は県内初となる空飛ぶクルマの実証飛行を9月21日に実施する。同日11時から潮岬望楼の芝(和歌山県串本町)で5分程度の飛行を2回行う。一般見学も可能。騒音や風への耐性などの技術検証に加え、2025年大阪・関西万博に向けた機運醸成に貢献する。万博後の空飛ぶクルマの商用化を見据え、和歌山県での離着陸場の整備を目指す。

空飛ぶクルマでの実証飛行による高度は最大50メートル。有人か無人で飛行する。潮岬望楼の芝の上空に浮上し周回した後、元の位置に着陸する。小雨決行だが、大雨・強風時は同月22日に延期する。

同時に、空飛ぶクルマの地上での搭乗体験や飛行ロボット(ドローン)の体験なども行う。南紀熊野ジオパークセンター(同)で高校生による空飛ぶクルマ活用の発表や仮想現実(VR)体験などのイベントも開催する。

日刊工業新聞 2024年08月30日

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