味噌・つゆを自動で混合…精和工業所、だしサーバー投入
精和工業所(兵庫県伊丹市、原克彦社長)は、味噌やつゆを自動でだしと混合して提供する「2液混合だしサーバー=写真」を26日に発売する。価格はオープンだが、市場価格で50万円前後(消費税込み)を想定。飲食店や宿泊施設、社員食堂など人手不足を抱える現場の省人化対策として提案する。年2000台の販売を目指す。
本体に専用のだしと味噌・つゆをセットするだけで使用できる。1杯300ミリリットルを10秒間で供給する設定で、約50杯分の連続供給に対応する。温度や容器に合わせた供給量の調整も可能。
本体はステンレス製で、サイズは幅303ミリ×奥行き489ミリ×高さ739ミリメートル。上水道からの自動給水に対応する。
精和工業所はステンレス溶接加工品の製造を手がける。近年では溶接技術を生かした自社製品の開発に力を入れている。
日刊工業新聞 2024年08月20日