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ホンダの「全地形対応車」北米生産、ノースカロライナに移管完了

ホンダの「全地形対応車」北米生産、ノースカロライナに移管完了

北米のATV生産を米サウスカロライナ州から同ノースカロライナ州の拠点に移管した

ホンダは北米における全地形対応車(ATV)の生産について、米サウスカロライナ州から同ノースカロライナ州の拠点への移管を完了した。移転関連費用として2150万ドル(約31億円)を投じ、投資額の一部を新たにATV用の溶接・塗装作業に充てた。今後ノースカロライナ州の拠点では電動化製品も製造していく方針だ。


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ATVを生産するノースカロライナ州の拠点は「ホンダ・ノースカロライナ・マニュファクチャリング(NCM)」。生産を移管したサウスカロライナ州の拠点「ホンダ・サウスカロライナ・マニュファクチャリング(SCM)」は、サイド・バイ・サイド車の生産に専念する。

NCMは1984年に稼働。芝刈り機や除雪機、耕運機、ポンプ、発電機、汎用エンジンなどを生産する。2023年にATVを生産品目に追加した。

ホンダは1959年に米国でオートバイの販売を開始。現在はオートバイやスクーター、ATVと幅広い製品を提供する。全てのサイド・バイ・サイド車とATVは、米国内外から調達した部品を使用しサウスカロライナ州とノースカロライナ州で製造している。

日刊工業新聞 2024年08月15日

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