住友理工のバイタルセンサー、睡眠サービス付きカプセルホテルで生かす
住友理工のバイタルセンサー「モニライフ・ウェルネス」が、9日にオープンする睡眠解析サービス付きのカプセルホテル「ナインアワーズ品川駅スリープラボ」(東京都港区)の全70床に実装された。微弱な振動を測定でき、心拍や呼吸などのバイタルデータの取得が可能。ホテルへの累計導入台数は450台以上となった。
独自開発した柔軟導電ゴム材料「スマートラバー(SR)」を応用した。体の下に敷くだけで計測が可能で、就寝時に違和感なく使用できる。同ホテルの睡眠解析サービス「ナインアワーズスリープフィットスキャン」では利用者の睡眠中のデータを収集し、後日リポートを受け取ることができる。
SRを用いたセンサー技術は、自動車のシートに内蔵し居眠り運転などを防止するモニタリングシステムにも応用されている。
日刊工業新聞 2024年08月09日