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AIチャット提供、楽天グループ・三木谷会長兼社長が示した方針

AIチャット提供、楽天グループ・三木谷会長兼社長が示した方針

AIの活用を力説する三木谷会長兼社長

楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は1日、都内で開いた自社展示会の基調講演で、米オープンAIの生成人工知能(AI)向け大規模言語モデル(LLM)「GPT―4o」を用いた法人向けAIチャットサービス「楽天AIフォー・ビジネス」を提供する方針を示した。

文書化や翻訳に加え、アイデア出しや分析など幅広い業務を支援する。業務利用に適したテンプレート(ひな型)を用意。例えば「商談の御礼メールのひな型を作ってください」と打ち込むと、生成AIがチャット形式で答える。

消費者向けでは生成AIがチャット形式で利用者の趣向に合った商品の提案から相談、購入までを支援するコンシェルジュ機能を実装する方針。菓子の写真とともに「これを作りたいので材料を教えてください」と入力すると、写真の菓子をレモンタルトと判定し、作り方やお薦めの材料を提示し、材料の購入まで支援する。

三木谷氏は「楽天グループのすべてを包含したコンシェルジュサービスが始まる」と述べ、AIの活用を拡充する意向を示した。


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日刊工業新聞 2024年08月02日

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