南日本造船（大分市、檜垣清志社長）は１８日、大在工場（大分市）で、トルコ船主のデンサイ・シッピング・アンド・トレーディングＤＭＣＣ向けに建造した６万４０００載貨重量トン型バラ積み貨物運搬船「ＳＳＩ　ＤＯＭＩＮＡＴＯＲ」（全長約１９９メートル）の引き渡し式を開いた。

南日本造船を傘下に持つ今治造船グループとデンサイの仲介を担当した伊藤忠商事などから関係者ら２０人が出席。佐藤樹一郎大分県知事が造船所と船を結ぶ支綱を斧（おの）で切断し、同船の誕生を祝った。

檜垣社長は、「船をしっかり作っていくことで世界の物流を支え、日本経済、大分の経済、地域貢献に寄与していきたい」と新造船の建造への意欲を述べた。

南日本造船は１９７４年に設立。２０１８年４月に今治造船グループ入りして以降、今回で３５隻目の建造となる。