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介護ロボット、広報部員として活躍―住友理工、展示会などイベント参加

 ロボットの広報部員が誕生―。住友理工は理化学研究所と共同開発した介護支援ロボット「ROBEAR(ロベア)」を広報部員に任命した。展示会などのイベントに参加し、PR活動に汗を流すという。

 ロベアは住友理工と理研が2007年に開設した連携センターで実用化の研究が進められていたが、15年3月に両者のプロジェクトが終了していた。今回、本来の目的とは違った形で活躍の舞台が用意された。

 自動車用防振ゴムで世界最大手の住友理工は健康介護事業の展開を本格的に始めたばかり。ロベアにはゴム製の柔軟触覚センサーなど、自社で培った要素技術が詰め込まれている。技術力の認知や知名度向上にロベアは身をもって取り組む。(名古屋)
日刊工業新聞2016年4月6日 自動車面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
プロジェクトが終了してしまったロボット、他の研究室にもたくさんいそうなので再就職先を探してあげたいものです。

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