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板金加工技術生かす…京伸が投入、多様なトレーニング可能な「筋トレマシン」の機能

板金加工技術生かす…京伸が投入、多様なトレーニング可能な「筋トレマシン」の機能

京伸があす発売する筋トレマシン「エクスパンダブルパワーラック」

京伸(大阪府大東市、古川治樹社長)は、1台でさまざまなトレーニングが可能な筋力トレーニングマシンを開発した。16日に発売する。板金加工業で培った技術を生かして高い耐久性を確保したほか、ラック部の柱と梁(はり)の寸法規格を標準化し、機能拡張性を高めた。省スペースのため、主に小規模の運動施設をターゲットに展開。パーソナルジムなどのフィットネス業界に加え、健康経営に取り組む企業のオフィスジム向けにも提案する。

開発したトレーニングマシン「エクスパンダブルパワーラック」は、オプションパーツを搭載し機能を追加することにより、ベンチプレス、スクワット、ラットプルダウンなど多種のトレーニングに対応可能。京伸の自社サイトで直販し、搭載するパーツに応じて25万―120万円前後の販売価格を想定する。

ウエートトレーニング器具のパワーラックは、太さ75ミリメートル四方や50ミリメートル四方の鋼管を用いたフレームが一般的だが、同マシンは厚さ3・2ミリメートル、太さ80ミリメートル四方の鋼管をフレームに採用した。またボルトの締結による変形を防ぐため、鋼管の底部には鉄板を溶接。これにより高い耐久性と剛性を持たせた。

2023年に発売した筋力トレーニングマシン「フレキシブルパワーアーム」とともに、「K―MAX」ブランドとして展開する。今後も汎用性の高いマシンを中心に同ブランドの商品群を拡充する。

エクスパンダブルパワーラックなどは、16―18日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催するスポーツ・健康産業展示会「SPORTEC2024」に出展する。


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日刊工業新聞 2024年07月15日

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