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東京-大阪の高速道で貨物トラック自動運転、T2など業界に先駆け実証

T2(東京都千代田区、森本成城社長)と佐川急便、セイノーホールディングス(HD)の3社は11日、一般貨物を積載したトラックの自動運転を高速道路で業界に先駆けて実証実験すると発表した。10月―2025年6月に東京―大阪の高速道路の一部で行う。

3社は、特定条件・領域での運転手なしの自動運転「レベル4」による幹線輸送の27年の事業化を目指す。今回の実証は運転手が乗車する一定条件下での自動運転「レベル2」。T2開発の自動運転トラックで物流会社の実際の荷物を輸送し、知見の蓄積や課題の明確化に取り組む。

T2は、6月には静岡県内の新東名高速道路の自動運転車優先レーン116キロメートルで、レベル2での運転手未介入のトラック連続走行に成功した。23年までに54億5000万円の外部資金を調達済み。人工知能(AI)を活用した自動運転システムの実証・開発を進めている。
日刊工業新聞 2024年07月12日

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