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操作無効時間を解消…コベルコ建機が投入、13トン級「解体専用機」に新仕様

コベルコ建機は13トンクラスの解体専用機「SK135SRD―7」で、深い磁界を発生させるマグネットを備えたリフティングマグネット仕様機と、マグネットにフォークを組み合わせた形状のマグネエース搭載仕様機(写真)を12月1日に発売する。新開発の制御盤を採用することで、従来機種で発生していた約2―4秒の操作無効時間を解消。鉄スクラップの吸着・釈放のサイクルタイムを短縮し、ストレスのない作業を実現する。

両機ともに走行速度は毎時最大5・6キロメートル、吸着質量が320キログラム。消費税抜きの価格はリフティングマグネット仕様機が3547万円、マグネエース仕様機が3803万1000円。金属スクラップユーザー向けに売り込む。

標準搭載の10インチモニター内に、吸着状態やエラー表示などのマグネット作動情報表示を集約し、見やすくした。荷離れ調整も同モニターで行える。

また従来機の別置きスイッチボックスを廃止。標準機のモニターのみでマグネットの作動を一元管理できるようにした。

日刊工業新聞 2024年07月02日

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