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パナソニックが人工知能など4分野でオープンイノベーション推進

東京に拠点開設
 パナソニックは人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)など四つの先端研究テーマでオープンイノベーションを促進する。社内外の連携を促す新拠点「パナソニックラボラトリー東京」(PLT)を東京都江東区に設置、4日に稼働した。研究者が自由に話し合う場とし、若手人材の確保・育成にも乗り出す。AIなど先端分野ではトヨタ自動車も研究所を米シリコンバレーに設置するなど社内外の資産を活用した研究が進んでいる。

 PLTは人の暮らしに役立つ先進技術研究を意味する「ヒトティクス研究所。」がコンセプト。自然対話技術でレシピを教えてくれる台所や、画像認識技術を使い気持ちや体調を理解しつつ化粧できる鏡など未来志向の技術の製品化を進める。

 PLTには先端研究本部と各社内カンパニーの研究開発部門の研究者のうち、ロボット、AI、IoT、センシングに関わる研究者が参加する。各部署に籍を置きつつPLTで仕事する形をとる。所長は技術担当の宮部義幸専務が務める。

 新拠点は営業拠点の跡地を利用し初期投資を抑えた。非常駐を含め40―50人が研究できオープンイノベーションなどの連携研究に対応したラボも置く。
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日刊工業新聞2016年4月5日
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
かつてのパナソニックは「ブラックボックス」戦略を推進してきたが、逆に遅すぎるくらい。でも大手製造業の場合、言うは簡単だがオープンイノベーションはなかなか難しい。以前、ニュースイッチで取り上げた村田製作所のケースがとても参考になるのでぜひ。 「まず全体のゴール、活動計画などを決める。次にバックキャスティングで考え、年代・地域を決め、課題やニーズを徹底的に洗い出す。例えば、2020年の東京で何が必要か、といったことだ。ニーズを満たすためにどんな商品やソリューションがあるのか、アイデアを出し尽くす」 http://newswitch.jp/p/2164

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