鴻海・シャープ、堺で有機EL量産。まず60人の陣容で
亀山から方針転換
台湾・鴻海精密工業は、小型の有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)パネルの開発・量産を、当初計画のシャープ亀山工場(三重県亀山市)から両社共同出資の堺ディスプレイプロダクト(SDP、堺市堺区)に切り替えると決めた。SDPでシャープを含む鴻海グループの技術を結集して有機ELの開発・量産を進める。投資額の2000億円や、2017年の少量生産、18年量産開始といった計画は変更しない。
SDPの遊休スペースに研究開発ラインや試作ライン、量産ラインをそれぞれ設ける。亀山工場にこれら全てを構築するスペースはなく、同工場での有機ELパネル量産化計画は撤回する。同工場で高精細中型液晶パネルの生産能力を増強する計画は変更しない。
シャープの有機ELパネル関連技術者の約40人と、鴻海子会社で有機ELパネルの研究開発を行うフォックスコン日本技研(大阪市淀川区)の約20人が中心となり、SDPで事業化する。
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SDPの遊休スペースに研究開発ラインや試作ライン、量産ラインをそれぞれ設ける。亀山工場にこれら全てを構築するスペースはなく、同工場での有機ELパネル量産化計画は撤回する。同工場で高精細中型液晶パネルの生産能力を増強する計画は変更しない。
シャープの有機ELパネル関連技術者の約40人と、鴻海子会社で有機ELパネルの研究開発を行うフォックスコン日本技研(大阪市淀川区)の約20人が中心となり、SDPで事業化する。
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日刊工業新聞2016年4月4日1面