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北海道エアシステムが「鶴丸」初号機は鹿児島⇨丘珠

4月下旬にチャーター便で就航
北海道エアシステムが「鶴丸」初号機は鹿児島⇨丘珠

HACのサーブ340B鶴丸塗装機のイメージイラスト(同社資料から)

 日本航空(JAL)の子会社北海道エアシステム(HAC)が、鶴丸ロゴを描いたサーブ340B型機の初号機を4月下旬に就航させる。定期便の就航前に、鹿児島空港から札幌の丘珠空港への長距離チャーター便を運航する。

 チャーター便は、JALパックが3月31日に発売予定のツアーで実施。4月26日に羽田発のJAL便で出発し、27日に鹿児島空港からサーブ340Bの鶴丸初号機に乗る。鹿児島から出雲経由で丘珠へ向かう長距離便で、飛行距離は約1750キロ、約5時間20分のフライトになる。

 鹿児島空港では、同じくサーブ340Bを運航する日本エアコミューターの格納庫で、機体や機内、コックピット、整備部品倉庫を見学できる。普段は目にすることができないサーブ340Bのシミュレーター見学もツアーに含まれている。

 宿泊費を含む料金は、1室2人利用時の1人分が9万3800円。募集人数は25人で、最少催行人数は20人となっており、1人から申し込める。食事は朝昼夕食付きで、昼食は機内、夕食はトークイベントでの食事となる。発売は3月31日午後2時から。

 トークイベントには、HACのパイロットと客室乗務員が参加。ツアーでしか聞くことが出来ない苦労話や裏話が楽しめるという。トークイベント終了後は、レアグッズなどが当たる抽選会も開催する。

 JALは経営破綻後の2011年3月に、HACの経営から撤退。経営再建後の2014年10月に再子会社化した。2015年6月には、HACのロゴマークも鶴丸に変更し、丘珠と利尻、奥尻の空港カウンターも鶴丸デザインに改めた。

 4月1日からは新制服を導入。客室乗務員と地上旅客係員の制服は、JALグループ共通のものになる。客室乗務員の制服はJALグループ各社でスカーフの色が異なり、HACはラベンダーをイメージした紫色を一部採り入れたものになる。

 チャーター便が27日に丘珠へ到着することから、定期便は28日にも就航する見通し。
吉川忠行
吉川忠行 Yoshikawa Tadayuki Aviation Wire 編集長
HACが運航するサーブ340Bの鶴丸初号機が定期便就航前にチャーター。5時間20分のフライトになる予定です。

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