「日本にはなかった独自サイズ」EVバス、エクセルなど国内投入
加賀電子の子会社、エクセル(東京都千代田区、池田光仁社長)と電気自動車(EV)バスを手がけるアルファバスジャパン(同、黄坤達社長)は30日、中国のアルファバスの小型EVバスを日本で発売したと発表した。2024年度内に自動運転「レベル4」に対応したEVバスを国内に投入する方針も明らかにした。主に地方自治体で運行するコミュニティーバスの需要を取り込むのが狙い。30年までにアルファバスジャパンで扱う全商品で累計2000台の販売を目指す。
日本国内の道路事情を勘案し、全長約6メートルの小型EVバス「イーシティー L6=写真」を発売した。車両の価格は消費税抜きで2500万円。定員29人で航続距離は200キロメートル。既に山梨県内で運行している。アルファバスジャパンの伊東信輔副社長は「日本にはなかった、独自サイズのコミュニティーバスを商品化した」と強調した。
アルファバスジャパンは中国アルファバスの日本法人で、19年に設立。エクセルが出資している。
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日刊工業新聞 2024年05月31日