海外ティア1攻略へ。京セラ本腰

協業狙い技術者チーム立ち上げ

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車載カメラは自動運転のキーパーツ
 京セラは4月中に、自動車1次部品メーカー(ティア1)と将来に向けた共同開発を促進するため技術者の専任部隊を立ち上げる。2014年秋にスタートした事業横断組織の車載プロジェクトの中に4―5人程度を配置し、グループ全体が持つ技術を提案していく。これまで事業部門ごとに対応していた顧客からの技術的要求を一元化することで、ティア1との協業を加速したい考えだ。

 京セラはグロープラグからセンサー、車載カメラ、ディスプレー、各種電子部品など幅広く自動車向けに展開。事業横断の車載プロジェクトでは、これらの商材をまとめることで営業の効率化や、複数技術を組み合わせた商材の開発に取り組んできた。ただ次世代を見据えた技術提案では、専門性が問われるため事業部ごとの対応になりがちだったという。

 そこで車載プロジェクト内に、グループの商材に精通した技術者を選抜してマーケティングチームを結成。特に海外のティア1に対して幅広い専門知識を持った技術者を当てることで、多様な技術を持つ強みを生かして共同開発などに参画することを狙う。

 京セラは17年3月期に車載事業で3000億円の売上高を目指している。技術マーケティングを強化してティア1など大手部品メーカーとの関係を強め、事業拡大につなげる。
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日刊工業新聞2016年4月1日 自動車

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尾本憲由
編集局
ニュースセンター長

自動車の次世代技術は、デンソーやボッシュ、コンチネンタルなどティア1と呼ばれる巨大な部品メーカーがリードしている。そこにどれだけ食い込むことができるか。

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