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動力伝達効率70%向上…日本精工がロッキングクラッチ開発

動力伝達効率70%向上…日本精工がロッキングクラッチ開発

新開発のロッキングクラッチ

日本精工はロック機能を持つアクチュエーターの小型化や消費電力低減を実現する「ロッキングクラッチ」を開発した。電力を不要としつつ、独自の摩擦コントロール技術により、高い動力伝達効率と確実なロック機能を両立させた。2026年に市場投入し、30年までに売上高30億円を目指す。

自動車をはじめ、無人搬送車(AGV)・自動搬送ロボットのパーキング機構や昇降装置、ロボットアームなどの産業機械に適用できる。価格は個別見積もり。

ロッキングクラッチは、入力軸からの回転を伝達し、出力軸からの回転はロックする新機構のパワーフロー制御クラッチとなる。ロッキングクラッチと、伝達効率が高いボールネジを組み合わせることで、従来課題とされてきた自動車の後輪操舵アクチュエーターの小型化と消費電力低減を実現する。

モーターからタイヤへの動力伝達効率を従来比約70%高められる。これにより、アクチュエーターのモーターを同約40%小型化できる。


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日刊工業新聞 2024年05月14日

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