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アナログレコード市場じわり―パナソニック、高級ブランドのターンテーブル復活

「テクニクス」50周年記念モデルの位置づけ
 パナソニックは高級オーディオブランド「テクニクス」のターンテーブル(アナログレコードプレーヤー)を復活させ、6月に「SL―1200GAE」を発売する。テクニクス50周年記念モデルの位置づけで、日米欧で展開する。販売台数は世界限定1200台(国内は300台)。価格は33万円(消費税抜き)。

 2010年に生産終了した従来機を刷新した。音質劣化要因の回転中の微小振動発生を抑える、新開発の「コアレス・ダイレクトドライブモーター」を搭載。材料の工夫で、レコード盤の溝を正確にトレースするトーンアームも採用した。

 テクニクス事業担当の小川理子パナソニック役員(写真)は、「年内に国内外で、限定モデルをベースにした量産機を投入する」としている。
日刊工業新聞2016年3月28日 電機・電子部品・情報・通信面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
デジタル配信が主流になりつつある昨今、逆にCDだけでなくアナログレコード版も同時にリリースするアーティストも出てきています。アナログレコード市場がじわりと活気づいている状況に対応した復活となっています。

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