東芝ライフが4月投入、「冷凍庫」を約20年ぶりに開発した理由
東芝ライフスタイル(川崎市幸区、小林伸行社長)は、冷凍庫「GF―W14HS」を4月下旬に発売する。背面に放熱のための空間を必要とせず、壁に付けて設置できる点が特徴。消費者による冷凍食品の購入頻度が増え、まとめ買いも増加傾向にあることを踏まえて約20年ぶりに冷凍庫を開発した。想定価格は消費税込みで7万円前後。月間2000台の販売を目指す。
肉や魚、おかずやご飯などを冷凍する際に最上段にあるアルミトレーに置くと、トレーの下に搭載する温度センサーが食品の温度を検知し自動で冷凍する。底面には対流冷却口を設け、熱対流を起こしてトレーを冷却。食品を上下から素早く冷却し、鮮度を保つ。
さらに、除菌効果がある紫外線(UV)を照射する発光ダイオード(LED)を2灯搭載し、庫内や食品の菌を抑制する。
大きさは幅479ミリ×奥行き568ミリ×高さ1271ミリメートル。年間消費電力量は395キロワット時。色はダークシルバー。リビングやダイニング、廊下といったキッチン以外の空間や他の室内装飾にもなじむデザインを採用した。
日刊工業新聞 2024年03月27日