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不正再発防止へ部署発足、ダイハツ副社長が表明したこと

ダイハツ工業の星加宏昌副社長は26日、認証不正の再発防止や危機管理を推進するそれぞれの部署を4月1日付で正式に発足すると明らかにした。開発や認証が適正かどうか検証・改善し、経営リスクを適切に把握し管理する体制へ改める。星加副社長は「再発防止をフォローする部署とリスクマネジメントを中心にみていく部署をスタートする」と表明した。仮称としていた「三つの誓い改革推進部」と「GRC推進部」を同日付で設置する。三つの誓い改革推進部は再発防止教育や意識改革、技術管理、ゆとりや能力ある試験体制などを支援する。GRC推進部は企業統治や危機管理、法令順守を適切に管理する。

星加副社長はダイハツ生え抜きで生産や調達、経営管理を経て唯一、常任取締役として残った。「不正を気づけず大きな責任を感じる。再発防止に道筋を付けるのが使命。生え抜きやトヨタ自動車出身に関係なく、再生を願う従業員が若手を中心に多い」と述べた。

日刊工業新聞 2024年03月27日

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