メトロ電気工業は次世代の赤外線カーボンランプヒーター「オレンジヒート」が「市村地球環境産業省　貢献賞」を受賞したと発表した。オレンジヒートは、超高純度炭素繊維を基材として独自技術で薄板をフィラメントに加工し、石英ガラス管内に封入した製品。エネルギー密度を高めることで最高温度2000℃まで設計でき、従来は到達できなかった熱領域の電化を可能にした。家庭や業務、産業用分野のほか、宇宙開発関連など幅広い分野で採用され、省エネ化・脱炭素化に貢献している。

市村賞は1963年に紺綬褒章を受章した市村清氏が創設した。４つの分野が設けられており、「市村地球環境産業賞」はＣＯ２排出削減の効果がある独創的・画期的な技術開発で、産業・社会の発展に先導的な役割を果たして波及効果が大きく期待できる技術・システムを対象に贈られる。