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「ペロブスカイト太陽電池」海外展開の戦略検討へ。積水化学がスロバキアと社会実装を共同検討

「ペロブスカイト太陽電池」海外展開の戦略検討へ。積水化学がスロバキアと社会実装を共同検討

ペロブスカイト太陽電池を持つ(左から)加藤敬太社長、デニサ・サコヴァー副首相兼経済大臣、トマーシュ・タラバ副首相兼環境大臣

積水化学工業はスロバキア共和国政府と次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の社会実装に関する共同検討を行う。このほど同国経済省と覚書を締結した。スロバキアはカーボンニュートラル温室効果ガス〈GHG〉排出量実質ゼロ)推進に向けた技術導入を検討しており、積水化学が開発を進めるフィルム型ペロブスカイト太陽電池の貢献可能性などを検討する。

法規制対応を含む同電池の社会実装における課題検討を2024―26年に実施し、スロバキアの大学や政府機関の支援を受けて共同で取りまとめる。積水化学は同国から提供された情報を、ペロブスカイト太陽電池を欧州などに海外展開する場合の戦略検討などに活用する。

日刊工業新聞 2024年02月23日

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